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中山史跡めぐりマップ③ ―埴原城(はいばらじょう)跡―

埴原城は、中山を見おろす東山の一角にあり、里山辺の林城と並んで戦国時代を代表する市内で最も規模の大きい山城です。城跡には、今でも多くの郭や空堀、飲料水として使用した化粧清水、土塁・石垣などが残っています。この城は、誰がいつ何の目的でつくったものであるか、資料がなく定かではありません。
しかし、城の複雑な構造や主郭に残る石垣などから、武田氏滅亡後も改修を受けながら使われた、16世紀後半の城である可能性が高いと考えられています。

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埴原城(はいばらじょう)跡と周辺の史跡

御屋敷(おんやしき)
埴原城跡の登り口、栄珠庵(えいじゅあん)から東に向かい山ぎわ、蓮華寺(れんげんじ)の北に両側6~7段ずつ小さな侍屋敷の段々が残り、その奥の北側が御屋敷、南側が梅屋敷と呼ばれている館跡です。土手には石垣の跡が残っており、御屋敷と梅屋敷の高い土手を利用した城門があったと考えられています。

的畑(まとばたけ)
御屋敷の下に残る10m × 50mほどの細長い一段が残っています。矢場のあった場所とみられます。

化粧清水(けしょうしみず)
「お姫様の化粧水」と呼ばれる水場です。1kmほど上流の水の尾と呼ばれる沢から水を引いてきており、今でも水が湧き出ています。蟹水道といわれる溝を掘り、石を敷き詰めて上に蓋をした当時の水道設備です。

主郭(しゅかく)
化粧清水から馬場の上を過ぎると主郭につきます。三方に石垣を積み、土塁で囲まれた約500㎡の本丸跡です。東側には火縄銃の攻撃を防ぐ、高さ4mほどの土塁が残っています。
主郭の土塁の東側にもう一つの郭があります。主郭より面積は広いのですが、雑な造りで形も不整形で、何のためのものなのかわかりません。

馬場(ばば)
城主と上級家臣が乗る馬を飼っていたと言われる場所です。細い郭で、馬が走れるようになっています。

蓮華寺(れんげんじ)
安土桃山時代に建てられたと伝えられるお寺で、釈迦如来と室町初期ころの薬師如来を祀っています。また、戦後、裏山から出土した室町初期ころの石塔も、庭に安置されています。

栄珠庵(えいじゅあん)
現在は町村公民館となっており、鎌倉時代の作と言われている弥勒菩薩が祀られています。

栄珠庵裏(えいじゅあんうら) [大槻山(おおつきやま)]1.2号古墳
栄珠庵裏山の尾根づたいにある円墳です。古墳時代後期(6~7世紀)に造られたと考えられます。

化粧清水化粧清水

主郭主郭

蓮華寺蓮華寺

 

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