
月遅れに行なう松本地方の七夕行事には、全国的に見て大きな特徴が二つあります。一つは軒先に七夕人形を飾ることです。もう一つはホウトウ(七夕まんじゅう)を供え、食べることです。
松本市立博物館には、昭和30年(1955)4月に国の重要民俗資料(現重要有形民俗文化財)に指定された七夕人形コレクション45点が収蔵されており、江戸時代中期以降、菅江真澄ほかが記したこの地方の七夕の行事を具体的に示すものとして注目されています。当館では昭和32年の「七夕人形展」をはじめ現在にいたるまで七夕をテーマにした特別展を20回ほど開催し、七夕人形を飾る七夕を松本市域の特徴ある民俗事象としてとらえてきました。
平成17年(2005)7月から8月にかけて、当館では七夕人形コレクション指定50周年を記念し特別展「七夕と人形」を開催しました。この特別展は文化庁の芸術文化拠点形成事業助成を受け、博物館と周辺の町会・商店街が連携しまちのにぎわいを創出し好評を得ました。以後、当館では毎年「松本の七夕」を周辺町会・商店街と連携して開催し、まちなかや店舗に七夕人形を飾る催しを続け、官民協働で七夕行事を新しい年中行事として定着を図っています。
「まつもとの七夕2009-松本まるごと七夕」は、以上のような経過を踏まえ、新たな町会・商店街、個人宅法人ほかの協力を得て、博物館と地域が一体となった事業の展開をはかり、まちのにぎわいの創出につとめます。
会 期 平成21年7月4日(土)から8月31日(月)まで(会期中無休)
会 場 松本市立博物館
開館時間 7月4日(土)~7月17日(金) 午前8時30分~午後5時
7月18日(土)~8月31日(月)午前8時30分~午後6時